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涙で字が読めなくなる 『君のためなら千回でも』

評価:
カーレド・ホッセイニ
早川書房
¥ 693
(2007-12-19)
小学校の自分を振り返ってみると、
とんでもなくひどい仕打ちを友達にしていたと思う。

林間学校で内緒で教えた好きな人を、
あっさりと言いふらしてしまったクラスメイトを、
休み時間に、教室の隅っこで蹴り倒した映像は、
今でもふと思い出すことがある後味の悪い思い出になっている。
中学校一年生ぐらいまでは、
とにかく気に入らないことがあれば、すぐに暴力をふるっていたと思う。
まーなるべくしてなったのだが、そのツケが回ってきた。
ある時、先輩に呼び出されてたいした理由もなくボコボコにされた。
そこで、ようやく人の痛みが分かり、
少しずつ他人の気持ちを考えるようになった気がする。
その時期はプライドだけは高いくせに、ものすごい臆病だった。
あとから考えると、どんな結果になろうとも
自分のプライドをかけて戦わなければいけなかった場面で、
怖くて逃げてしまったことがある。

その時にビビッて行動に起せなかったために、
悔しさがこみ上げてきて、眠れない思いをした夜が何度となくある。
あの場面に戻れたらどうするか、何度も自問自答した。

自分のように平和な日本で、なんとなく暮らしていても、
たった一度の決断の誤りによって悔やんでも、悔やんでも、
悔やみ切れないような経験をすることがある。

今回紹介する小説の舞台はアフガニスタン。
なんとなく当たり障りなく暮らせる日本とは違い、
人種や宗教による差別が当たり前のようにあり、
日本人の想像を絶する悲惨な戦争や虐殺が行なわれた地域である。
このような過酷な環境で、例えば、
本当に大切な友人が、蔑まれてしまうような低い身分だったら
自分の本心のままに大切であると行動することができるか。
それが、心底愛したパートナーだったら、
かけがえのない家族だったら?
自分の命を懸けて守るとこが出来るだろうか。

仮に、もし、
取り替えつかない選択して一生悔やむような失敗をした人物が、
再びおなじような選択を迫られたら?
あなたならどうするか?

僕はまだ答えがだせない、というかその場面にならないと
わからないという部分が多い。

悲しみや憎しみ、不幸や絶望、希望と感謝、
ありふれた日常のありがたみや、
自分の周りにいるすべての人々への愛情、
ありとあらゆる感情や、思いが押し寄せてきて、
本書を読んでいると、
途中で嗚咽が漏れそうになるくらい、感情が乱される。
何度か涙で文字がまったく見えなくなった。

本来ならば
悲しい話や辛い話はまったく、体質に合わなくてつらいので、
読むことは少ない。
まして、
なじみのない
海外が舞台になっている作品も積極的に見ることはないが、
すぐに話に集中することができて、これは紹介しようと思えた。
いままで体験したことがないくらい
激しく魂が揺さぶられた。

本作は設定になじみがない割に読みやすいけど、
軽い内容ではない。
しかし、
読書に意味を求めるなら、
これは絶対外せない。
どうやら
映画化されて、公開されているようなので
楽しみと心配な気持ちが半々ぐらい。

誰にでもプレゼントしたい内容ではないですが、
是非、あなたに読んでもらいたい一冊です。
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