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『小飼弾の 「仕組み」進化論』
評価:
小飼 弾
日本実業出版社
¥ 1,575
(2009-03-19)

いま「仕組み本」がブームがになっている。
「仕組み本」とは「仕組み化で効率をあげる」内容を語ったものである。
しかし、「仕組み本」のほとんどが仕組みの負の側面を取り上げない一方で、
取り上げられた正の側面も、仕組みの本当の凄さにはほとんど触れてこなかった。
そんな不満を持つ本書の著者である小飼弾氏は、カリスマプログラマーにして、
日本で最も影響力のある有名書評ブロガー。

プログラムという仕組みづくりのプロフェッショナルで、
月間500冊という圧倒的な読書量を誇る小飼氏が、
自身の経験をもとに、「仕組み」を、より掘り下げた「仕組み」進化論を紹介しているのだから、
これは、内容に期待をしたくなるのも当然でしょう。

既存の業務を効率化するのは大切だが、本当に重要なのは、
効率化して空いた時間をどう考えて、どう使うか。
それがないと、ただ、目の前の生産性をあげるだけで終わってしまう。
このポイントでの、新しい視点を与えてくれる本書は、
「仕組み」進化論に偽りのない内容となっている。小飼氏の著書のすごいところは、
すでに成功しているビジネスマンに新しい視点を提供しながら、
弱者がどうサバイバルするかという実用書としても有効な点である。
上司と後輩、両方におススメできる本はそんなに多くないので、そういう意味でも貴重。

これを読んで思ったのが、「曖昧な部分」の重要性。
仕組みは本来効率化を目的とすることが多いんだけど、効率化するときに「焦点」を
一つに絞り過ぎると、柔軟性がなくなり、リスクが高まる可能性があるということ。
例えば「たまごっち」のようなものが爆発的に流行ったとき、発売元は、会社をあげて売り出す体制をつくれば、短期的に大きな利益を得ることができるが、違うおもちゃの企画を考える人間がいないと、
流行が終わったときに次のネタがなくなってしまい、行き詰ってしまう。
これはわかりやすい例なんだけど、実際にもっと「曖昧な部分」で、
その時点では定量化はできないため、非効率なものとして見えるムダなものでも、
あとあと考えるとすごく役にたつとか、それによって救われることって、けっこうあるような気がする。
たんなる「まぐれ」といわれれば、それまでだけど、「まぐれ」が存在できる程度に、「曖昧な部分」を残すことが、なんとなく「仕組みづくり」で重要な気がしている。

人生って自分でコントロールできる部分が100%に近づくほど自由に生活できると思うんだけど、
あえて40%ぐらいコントロールしない「適当」な部分を残していくことで、予想もつかない「ハプニング」に出会えて面白いと思うんだよね。
効率化を全力で進めるビジネスパーソンに、あんまり同意できないのはこの部分なんだよね。

「その生き方って、たしかに効率的だし、成功できそうだけどオモしれーの?」

自分なりに努力しつつも、「曖昧な部分」を残して、
「非合理的」なものを楽しんでいける感性を身につけたい。
そのための読書なんじゃねえの?

そんなことを考えさせられたぐらい、
根本的な部分を問われる一冊になっているので、お試しあれ。


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