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ドストエフスキーの傑作が現代日本を舞台に漫画化『罪と罰』

双葉社さんから献本いただきました。ありがとうございました。

本書はドストエフスキーの傑作『罪と罰』を現代日本を舞台に漫画化した衝撃の問題作。

大学をドロップアウトし暗く狭い部屋に引きこもりる、

エリート青年弥勒と、

名ばかりの友達に無理やり援助交際をさせられる女子高生のリサ。

その援助交際グループをを支配する残虐な女のヒカル。

欲望に忠実な生き方な生き方をし、

嫌悪と抗い難い魅力をかんじさせる謎の男首藤。

原作のキャラクターに重なる人物をうまく描きながら、

徐々に狂気へと向かう主人公を丁寧に描写していく。

重苦しく救いのない内容に嫌気がさしながらも、

先へ先へと読み進まずにはいられない力のある作品に仕上がっている。

完全に狂った人物が殺人へと向かうなら納得ができる。

凶悪な犯罪の犯人は異常者であると決めつけて、

自分とは全く関係のない世界だと片付けてしまえば楽かもしれない。

だけど、

現実におこっている殺人はそんなに単純なものばかりではない。

一線を超えない人と越えてしまう人。

その境目は極めてあいまいに思える。

社会で認められないことへの焦り、

理想と現実とのギャップ、

やり場のない怒りや絶望、

誤った正義感、

誰もが感じたことのある感情が重なっていき、

どこかで少しづつ歯車が狂い出し、

気づくと何の希望も見いだせない状態に陥っている。

しかし、

そんな行き詰った生活を一変させるひとすじの光のように、

ある崇高な計画を思いつく。

そのあまりの恐ろしさにおののきながらも、

押さえきれない狂気の衝動に魅せられていく・・・・。

人間の闇を描いた重たい作品なんだけど、

やっぱり、

その闇を覗きたくなる心理は少なからず持っているのだろう。

好みは分かれるけど、

好きな人には強烈なインパクトがあると思う。

ただ、闇を覗くときは十分に気をつけて。

闇を覗くとき、

闇もまたあなたを覗いてるということを忘れないように。

現在漫画アクションにて連載中で、

単行本は5巻まで発売されているので、

気になる方は是非チェックしてみて。

落合尚之、今後注目の漫画家です。

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| MOGGY | 23:29 |
賢い人ほど選挙にいかない?『若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!? 』
 ディスカバー21さんより献本いただきました。ありがとうございました。

しかし、

これだけ読んでいて腹が立つ本も珍しい。

だって、

今24歳から34歳のうちらの世代は、

国会議員から、

おもいっきり舐められ、

その存在は無視され、

あくせく働いても税金でお金をたくさんもっていかれる。

そのあげく、

うちらの世代は政治・政策から利益を享受できない。

金額に換算すると、

現在70代の人たちと比べて4000万円ほど損してるという試算がある。

4000万円ってハワイに200回ぐらい遊びにいけるぐらいの額だからね。

腹立つでしょ。

なんでそんなことがおこるかといえば、

理由は単純で「あなたが選挙にいかないから」。

えっ?

「自分一人が選挙にいったところでなにも変わらない?」

「自民党も民主党もたいした違いはない?」

「投票したい政党や立候補者がいない?」

そうだよね。

ちょっと政治に関心がある人ほどそう思うよね。

正論だと思う。

それなら、

選挙なんか行かず、

自分のために有意義な時間を過ごした方が賢いよな。

俺もそう思ってた。

だけど、

全然間違ってた。

実は、

だれに投票するかなんか2の次で、

とりあえず投票所に行くことに意味があるんだよ。

まず、

選挙の大前提の確認なんだけど、

今の選挙は民主主義だから、

おおざっぱに言ってしまえば多数決で決まるようになってるでしょ。

そうすると、

各世代間別で見た場合、

24歳から34歳ぐらいまでの世代って少子化でもともとの分母が少ないから、

この時点でちょっと不利なわけよ。

にもかかわらず、

24歳から34歳の世代は投票率がもっとも低い。

たとえば、

20歳代の有権者は合計で1500万人いるのに、

有効投票数は500万票しかない。

人数的にはずっと少ない75歳以上のお年寄りの投票数700万をはるかに下回っている。

で、これを国会議員の立場から見ると、

20歳代の棄権者1000万人は日本に存在していないのと同じなんだよ。

だって、

ちょっと考えれば当たり前なんだけど、

職業として国会議員で食べている限り、

国会議員は、

各々の選挙区において、

自分を当選してくれる人のために働くでしょ。


まあ建前上は「国民のため」とかもちろん言うけど、

国会議員にとって最大の目的は選挙に当選することである以上、

当然、

当選するために働いてる。


だから、

限られた予算を使ったり、

税収をふやさなければいけない場合、

投票数の多い世代と、

投票数が少ない世代のどちらを優遇するかと言えば、

投票数の多い世代になる。

こう指摘されれば、

当たり前のことのように思えるけど、

その当たり前の事実すら僕たちが理解していないから、

気づかないうちに、

どんどん不利益をこうむる体制になっていく。

そして、

僕たちが不利益をこうむる一方で、

その分おいしい思いをしている人達がいる。

そんなのおかしいだろ、

腹立つだろ。

だけど、

投票にいかない人には、

怒る権利すら与えられてないんだよね。

なにせ存在してないという認識だから。

少なくとも、

本書に書かれた政治の仕組みを知っていれば、

政治がどのように動いているのか、

何が変化を妨げ、

何が変化を促進するか、

自分たちにできることは何なのかが理解できる。

本書を読んでもっと怒ろう!

そして、

とりあえず選挙にいくことから始めてみよう。



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| MOGGY | 06:49 |
面白いことを伝えるためだけに電話をする 『インプレサリオ―成功請負人』
評価:
チェン シー・ユー
ダイヤモンド社
¥ 1,890
(2005-12)

酒を飲まず、
人との会食も最低限しかしない。
だからいって草食男子の話ではない。
日本でも有数の実績を誇るブランドプロデューサーの話である。

著者のシー・ユーチェン氏は、
北京で生まれ子供のころに来日。
10代はグループサウンズのベーシストとして過ごし、
反戦ミュージカル「ヘアー」に出演。
その後大学を出てからアメリカへ。
アパレル会社の社長を経て、
ロサンゼルスの超人気店「チャイナクラブ」のオーナーになる。
80年に帰国してからは空間プロデューサーとして活動。
イギリスの書斎を模した内装で、
本格的な中国料理を提供していた伝説のレストラン「メトロポール」をはじめ、
商業ビル「ザ・ウォール」、日本初のDJクラブ「ボヘミア」ジェントルマンズクラブ「文明楼」など、
時代を象徴するようなレストランやホテルなどをプロデュース、
その後ユニクロ、GAP、Nikeなど大規模なブランドのブランディングを手掛ける。
リテールビジネスおよびフード&ビバレッジ分野においても幅広い経験をもち、
世界中のスペシャリストたちとチームを組んで数多くのプロジェクトをこなしており、
まさに、
絵にかいたようなドラマチックな人生を送っている。

若い時から成功をおさめ、
常に時代の最先端にいた人物が、
いったいどんなことを思い、
どんなことに悩み、
最後に到達する心境といったいどういったものなのか。

これほどまでに色濃く人生が反映されている
ブランディング関連書籍はあまりないので、
こういった生き方に興味がある人は是非、
参考にしてほしい。



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| MOGGY | 23:09 |
納得は美しい 『田中宥久子 生きる美学』
評価:
田中 宥久子
WAVE出版
¥ 1,260
(2007-04-11)

自分に納得のいく生き方ができたかどうか、
その一点が人生を生きる上で大切なこと。
こう言いきれる女性は素敵でしょ。

そして、”納得”できれば、
必ず外も内も自然と輝いてきて、
その輝きこそが人を美しくするという。
著者は女性なら大抵名前を耳にしたことがある、
美のプロフェッショナル田中宥久子さん。

自分とはまったく関連のない分野で、
女性が書いた本だと読まない男性が多いんだけど、
自分に遠そうな本だからこそ読むといいと思うんだよね。

読書に費用対効果を求める人ほど、
一見自分に関係がなさそうな本を読まなきゃだめで、
そういうとこにこそ、
本当に役立つ新しい発見があるんだよ。
おっさんの社長が書いた本ばっかり読んでても、
他のビジネスマンと差がつかないでしょ。

というわけで、
女性ならではの感性に、
非常に考えさせられるところが多い。

彼女が撮影の仕事をしていた時は、
言葉の力を実感することが多かったという。
美が売り物の女優に対して、
あえて、
「今日はすごくきれいですよ」
「今日は疲れた顔をしていらっしゃいますが、何かありましたか」
と声をかけていたという。
こうやって声をかけたとたん女優の「気」は変化していくという。
話としてはありそうな内容だけど、
美しくしてナンボの人が、
本気で言っているとなると説得力が違うよね。

そして、
「やせる」ことより「バランス」が大切ということが書いてあって、
これは本当にそうだよねと思う。
体重が多かろうが、
少なかろうが美しさには全然関係ない。
100%賛成できる。

一方で、
「足首でお手入れ度がわかる」というのがあって、
プロ意識が高く、
日々体の手入れを怠らないモデルの足首は必ず細いらしい。
なるほど、
そういうものなのかね。

こういった話の中でも、
すごく記憶に残っているのが、
仕事を持つ女性がいつ子供を産むべきかという問題に関してなんだけど、
彼女の答えとしては、

「いつでも産みどき、だから怖がらないで産みなさい。必ずなんとかなるから」

とメッセージを送る。

これに関しては、
絶対自分がわからないことだから、
正直なんて言えばいいのか、
まだわからない。

だけど、
もし悩んでいる人がいるとしたら、
この話をしてあげて、
自分ができる範囲でサポートをしてあげたいと思う。

この話を読んで、
こういった想定をしただけでも、
この本を読んだ価値が十分にあったと僕は思う。

その本を読んだその時、
ワンフレーズでも、
本当に価値のある言葉を見つけることができれば、
その本はあなたにとって「いい本」になる。

だから、
恐れずいろんな本にチャレンジして欲しい。

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| MOGGY | 22:42 |
肉食化する女子 『非モテ!―男性受難の時代 』


結婚したいと思う男がいない、
たまにいると、必ず既婚者だという女性の声が
叫ばれるようになってからすでに久しい。

企業の採用担当者によれば、
採用試験で普通に選んでいると女性しか残らないらしい。
ここ数年、
これはいいと思う人材はほとんど女性で、
女性は自分はこれがやりたいとはっきり言える。
何でもやりますというのも女性だという。

どうやら時代は完全に女性が主導するようになったようだ。
少なくても若い世代においてはそうだ。
男性は、
ダメな男と、
ダメでない男がはっきり分かれてきているらしい。

しかもモテる、
モテないかは単に恋愛に関わる問題ではなく、
友達がたくさんつくれるか、
正社員になれるか、
高い年収が稼げるか、
といった様々な人生の大テーマと深くかかわっていて、
モテの「格差」が広がってきているという。
本書はモテの「格差」について、
いろいろな統計をもとに語っているんだけど、
勉強、学校、経済状況と「モテ」の相関関係は強いとか
統計をみるまでもなく、「そりゃそうでしょ」という内容なので、
新しい発見や、
面白い理論などは特になかった。
こりゃ失敗したかなと思ってたら、
第6章 女が男を選ぶ時代 雑誌「an・an」から見た変化
で過去20年分の「an・an」の特集から時代を移り変わりを見ていくという内容が、
メチャクチャ面白かった。

1984年の「抱かれたい男」特集、
サブタイトルは「キャーキャーいわないけれど私達だってファン」
1位 郷ひろみ
2位 桑田佳祐
3位 藤竜也

当時は男くさくて、渋い男性が人気だった様子。
藤竜也に投票した女の子のコメントが、
「彼にだかれたら、大人の恋を教えてくれそう・・」


1984年9月14日号のメイン特集は「男は少しワルがいい」。
冒頭には、
何と現在の内閣総理大臣麻生太郎氏が登場。
コメントが最高にイカす。

「ジルバを踊った。映画を1年に100本見た。ケンカもした。それを『ワルぶってた』というなら、いえばいい。(中略)ときにはリスクを負う侠気が、男を成長させると、信じているから」

男女雇用機会均等法の施行は1986年。
80年代前半は女性の社会進出が進んでおらず、
経済的に自立することが難しかったため、
食っていくための手段として、
結婚がいそがれた。
だからしょうもない男でも、
えばっていられた時代。

そんな時代背景だから、
女性たちは「ぶりっこ」を武器にしていた。
「聖子カット」が大流行し、
服装は「お嬢様」っぽく見える、ハマトラ、ニュートラ(白いシャツかポロシャツにタイトスカート、ローヒールの靴)なるものが流行っていたようだ。
なんせ25歳までに結婚しないと「クリスマスケーキ」と揶揄される時代で、
「an・an」の特集も、

「『甘い生活』してみたい 上手に甘えてあげる」(1985年1月11日号)

「素敵な男になってくれなきゃイヤ!」(1985年2月8日号)

「大好きよ!男たち」(1985年4月5日号)

と、あくまで「ぶりっこ」ラインを踏襲している。

この年の「だかれたい男」ランキングが、

1位山崎努

2位明石家さんま

3位マット・ディロン

となっている。

また、「彼へのOKサイン」をどう送るかという記事では、

「まっかなバラを100本ほど彼の部屋に送る」

「コースターにキスマーク」

など驚愕の内容が紹介されている。

86年になると、『男女7人夏物語』が社会現象となり、
ついに男女の婚前交渉が解禁になる。
このドラマのインパクトは絶大で、
86年5月2日号では「寝たい男と、セクシィな女についての徹底的研究」なるタイトルに変化。
「この人ならSEXしてもいい」から「寝たい男」へと女性の性が能動的になった。
ただ、相変わらずランキング1位は岩城滉一と男くささ全開。
「私が感じるこんなしぐさ」で女優が挙げているのも、
「ハイライトのフィルターを噛んで喫う」しぐさ。
「けむそうな顔で。そんな男が難しい専門の話をしていたら、求めてしまう」
こんな恥ずかしいコメントが堂々と掲載されている。

こっからバブルに突入していき、さらに女性の意識が変化していく。
と、あまりに面白いから全部紹介したくなっちゃうんだけど、
詳細は、
本書を読んで確認して。
第6章だけでも、
十分読む価値がある。
でも、やっぱり「an・an」って面白い。
売れ続けているのもわかる気がした。

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| MOGGY | 23:58 |
いい女はいい油をつかう 『油屋店主の旨いものレシピ 油屋ごはん』
評価:
青木 絵麻
アスキー・メディアワークス
¥ 1,659
(2009-01-13)


男の心を掴むには胃袋を掴め」なんて言葉があったりするけど、
男女限らず、パートナーは料理上手が理想的だよね。
レストラン顔負けの料理ができる人はカッコいいと思うけど、
ずっと一緒に暮らすなら、家の残り物でサッとうまい料理がつくれる人の方が魅力的かな。
あんまり頑張った感じの料理が出てくるとちょっと恐縮しちゃうしね。
普通でシンプルなんだけど、普通以上においしいのが一番グッとくる。
婚活中の人がこれをマスターしたら協力な武器になるでしょ。

そんな普通っぽくて、普通以上に美味しい、大人のレシピを紹介してくれているのが本書。
著者は創業100余年、東京浅草橋にある老舗油屋の女性店長。
より多くの人に、油のことをもっと知ってもらおうと、
サイト上で油を活用した料理を紹介しており、
その400を超えるレシピの中から、厳選された65品が掲載されている。
油別に索引できるから、お気に入りの油を使った料理がたっぷり楽しめる。

ところであなたは、感動するくらい美味しい油に出会ったことがあるだろうか?
もしNoならちょっと損しているかも。
本当に美味しいゴマ油で作った和風ドレッシングや、
くせになるマリネ、アヒージョやバーニャカウダーなど。
そこにはあなたが知らないめくるめく油の世界がきっとある。

油はダイエットの敵みたいなイメージがあるからなんとなく敬遠されがち。
だけど、人が活動するために必要な三大栄養素の一つで、
体内で生成できない必須脂肪酸を豊富に含むなど、本来は「体にいい」食品なんだよね。
中性脂肪を増やす要因になるのは、いわゆる動物性の脂肪と呼ばれているもので、
植物性の油は必須脂肪酸という人間が合成できない成分が含まれており、
うまく取り入れていく必要がある。これぐらいは何となく聞いたことあったけど、
さらに突っ込んだ油の話は始めて目にするものが多かった。

例えばトクホの油は、コレステロールや体脂肪の低減に効果がある成分は入っているが、
カロリーは普通の植物油と全く変わらないことや、オリーブオイルを選ぶコツ、
最近注目のアンチエイジングに効く油など、レシピ以外にも油の情報がいろいろと紹介されている。
まー詳細な知識も面白いけど、とにかく紹介されているレシピが簡単で美味しそうなモノが多い。
下記の5つの章にカテゴリーされて紹介されており、どれも素材の味を最大限引き出すようなシンプルなものが多い。

第1章 オイルの風味で野菜たっぷり
第2章 オイルのコクでワインが止まらない!
第3章 素材の香りを引き出すオイルづかい
―巻中コラム・油のはなし―
第4章 いつもの料理をオイルの旨味がひと味変える
第5章 オイルが決め手! あと引きシメごはん
◆オイル別索引

エクストラバージンオリーブオイルでつくる『究極のポテトフライ』は絶対試してみたい。
あと、オリーブオイルと天然塩だけでつくる『冬野菜のくたくた煮』もそそられる。
料理本は何冊も持っていると思うけど、油に特化した料理本はまだ持ってないでしょう。
シンプルなことだけど味に大きな影響を与え、健康や美容にも大きな影響がある油。
ちょっと変えるだけで大きな変化をもたらす油は、ビジネス書的に言うとレバレッジが効くアイテム。
うまく活用しない手はないでしょう。「油を制するものは、料理を制す」かも。お試しあれ。


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| MOGGY | 02:00 |
32歳女性が出会って1年で結婚できた方法とは? 『 「婚活」時代 』

評価:
山田 昌弘,白河 桃子
ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥ 1,050
(2008-02-29)

就職活動ならぬ結婚活動、「婚活」というのが流行語の候補に入っている。
本書の著者の一人である家族社会学者の、山田昌弘氏が
AERA2007年11月5月で、使い始めたのが一番始めらしい。

自分の周りを見る限り、地方と都内では、
漠然と5歳以上適齢期に差があるように感じていたが、
友人のほとんどがまだ独身のため、深く考えたことがなかった。

タイミングがくればそのうち・・・ぐらいの感覚だったが、
そんなに甘い認識だと、あっという間に40歳超えても独身ということになりそうだ。

2005年国勢調査によれば、
25歳〜29歳までの男性71,4%、女性59%が未婚、
30歳〜34歳を見ても男性47,1%、女性の32%が一度も結婚を経験していない。

これを見ると、自分の意志で結婚しない人が増えているようだけど、
実際には逆で、
結婚したいのにできない人が増えているらしい。

男性、女性それぞれに今は結婚しない、できない理由があるようだが、
根本的な問題を一言で表現すると、
        

社会経済状況が変化しているにもかかわらず、
意識そのものは昔とそんなに変わっていない。

  


女性の多くは、やはり男性に経済的に依存したい、
あるいは依存できるだけの力のある男性と結婚したいと思っており、
一方男性も男性で、
自分は仕事だけしていて、ワーク・ライフ・バランスのほうは妻に任せる。
仕事以外のことに関わるのは定年後でいいだろうと考えている。
今だにこと結婚に関しては、
前の世代の、負の遺産を引き継いでいることが多いようだ。

この考え方に則った
「普通のお嫁さん」になるのが、いかに大変か考えて欲しい。
ある報告書によれば、
東京の未婚女性の40%が年収600万円以上の男性と
結婚したいと思っているらしいが、
未婚男性25歳〜34歳のうちに、
年収600万円以上の男性が何%いるかといえば、
たった3、5%しかいない。
これは競争厳しそうだよね。

あと女性が結婚したいと思っているのに、
結婚できないもう一つのパターンは、スーパーキャリアウーマンタイプらしい。
美人で仕事もできて、趣味も多く、交流範囲も広いのに、
なぜか結婚していない。
なぜこういう人達が結婚できてないかというと、
結局先ほどの依存型女性と、
同じタイプの男性と、結婚したがっているからだと言う。

自分が尊敬できて、教養があって、コミュニケーション能力の高い人を選ぶと、
違う理由からであっても、結局依存型の女性と同じようなタイプの人に行き着いてしまう。
そうなると、自立型の女性が仕事に邁進し、少し余裕が出て結婚を意識し出したころには、
依存型の女性のうち、ごく一部の目先の聞く女性たちに根こそぎ刈り取られている。
市場にはほとんどいい男が残っていない状態になる。

男の立場から考えると、優秀な男性に人気が集中して、
残りは結婚できないというパターンが多くなっているようで、
従来からの古い価値観を捨て、自分だけの指標をしっかり持たないと
結婚できないか、運良く結婚できたとしても、
幸せな結婚生活は送れそうにない。心して望め。

ちなみに本書で紹介されていた、
32歳女性が好みのタイプに出会って1年で結婚までこぎつけた方法は、
「囲い込み」らしい。あるバーの常連として出会った男の人をいいなと思い、
共通の趣味のサークルを立ち上げて、彼を幹事に指名する。
そうすると約束しなくても絶対定期的に連絡をとることになり、囲い込んでいく。
囲い込める場所を自分でつくってしまう。

「囲われている場には出会いが起きる」のは定説のようです。

お姉さま方、どうぞお試しあれ。





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| MOGGY | 23:06 |
吉本隆明「食」を語る
 戦後最大の思想家と言われる吉本隆明さんが、どんな食生活を送ってきたのか。
しかも本人も認める食いしん坊ということで、いろいろと面白い話がでてくるのではという
好奇心から手にしたが、これは当たりだった。
聞き手はフレンチやフランス文学に造形が深い宇田川悟という方で、
吉本氏と同じ下町生まれということもあり、この二人ならではの下町話もいろいろ紹介されている。

以外だったのが、吉本氏が結婚してから3年間ほど、奥さんの体調が悪かったこともあり、
毎日調理場に立ち、献立を考えていたという話。これ以上やり続けると入れ込んでしまい、
本職のほうに影響がでてしまうということでやめたらしい。
次女のばななさんの著書「キッチン」に対する考察が面白くて、

僕の理解では、何重かにひねってあって、どっかで親にも姉さんにも圧力を感じているという精神的なことが「キッチン」っていうのを生み出しているんだなという気がしますけどね。
どこへ行くっていったらキッチンしかないみたいなね、そういう、種類の違う抑えられ方というのを
感じたことがあるんじゃないでしょうか。目をつけられない場所、あるいは二重の目じゃなくて一重の目で済む場所って考えたら、台所しかないっていう感じなんでしょうかね。

上の娘さんはよく料理の手伝いをしたらしいが、ばななさんは全然なくて苦手なほうだったようだ。
実際にキッチンに立っていた家族の視点で、非常に興味深い。
改めて「キッチン」が読みたくなった。

夏目漱石や森鴎外も食に対する思い入れが強かったという話の中で、
森鴎外の一番の好物として、饅頭茶漬けというものがあり、葬式饅頭ぐらい大きいやつを割って、
ご飯の上に置いて、煎茶をかけて食べる、というヘンテコリンなモノを紹介しているかと思えば、
食べ物はある種の宗教起源だといったような持論を展開するなど、
食べ物を通じて、地域、文化、国際性、哲学、老い、生と死の境界線など
あらゆる方向に話が広がり、最後まで集中して読める。
内容自体は深いけど、
普通の喋り言葉で表現されているのですんなりと入ってくる。
吉本さんの著書の入口としてはとてもいい本。
これを読むと、間違いなくもっと吉本さんの言葉を浴びたくなる。


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| MOGGY | 02:09 |
ジプシーの定義わかる?
 
欧米の小説を読んでるとサラっとジプシーという表現がでてきて、
なんとなくのイメージで読み飛ばしていたけど、
ジプシーて何だっけと考えると、答えることができない。

ショコラや、ハンニバルとか映画で見たなんとなくのイメージはある。
自分の中の勝手なイメージだと、
遊動生活をしていて、音楽が好きで、職人的な技術を持っていて、盗みや悪さをして、
SEXがすきで、自由を愛する常識に縛られない集団みたいな感じ。
ジプシーとおぼしく集団がヨーロッパ中心部に姿を現したのが15世紀はじめごろとされ、
それ以来、彼らの正体をめぐっては様々な議論が重ねられてきた。
インド出身の放浪の民俗という説が根強くあるが、実際のところは研究半ばのようだ。

本書はジプシーと呼ばれる人々の実態を研究した本だが、
結論からいうと、ジプシーと呼ばれる人びとは、その外見も住む国も、
生活様式も実に多様で、そう呼ばれるという1点をのぞけば
ほとんどん共通する要素はないらしい。

それにもかかわらず彼らは「ジプシー」と一括されて、
世界中どこでも、ほとんどつねに主流社会から差別され、排斥されてきたという。
ナチスドイツのユダヤ人に対するホロコーストはよく知られているが、
黒人やスラヴ系民族、さらには「反社会分子」、障害者、同性愛者、
そしてジプシーをも大量に殺害したことはあまり知られていない。

とくにジプシーは多くの人が犠牲になっており、正確な数値は確定されていないが、
少なくとも25万人から50万人が殺害されたと推定されている。

定義もはっきりしないのに、勝手にラべリングされて、差別され、最悪の場合殺害される。
ひとくくりでモノをみるのは非常に便利だが、
それ以上に危険をはらんでいるということを自覚する必要がある。
無自覚にそれを行っているのも怖いが、
もっと恐ろしいのはそういったラべリングやカテゴライズを、
自分達の既得権益を守るためにフル活用する人達が少なからず存在すること。

TVばっかり見ていると、わかりやすい=イイ事 
みたいな思考になりがちだがら、気をつけないとね。




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| MOGGY | 11:50 |
あなたの部屋は明るすぎる・新・陰翳礼讃

評価:
石井 幹子
祥伝社
¥ 1,680
(2008-09-06)

東京タワー、レインボーブリッジ、東京駅レンガ駅舎、
横浜ベイブリッジ、みなとみらいの公園、姫路城、函館の夜景整備、愛・地球博など、
これらの照明デザインをすべて手がけてるのは、1人の日本人女性なの知ってる?
俺は恥ずかしながらまったく知らなかった。

建築に携わる人とかは、当然のように知っているのかもしれない。
日本の照明デザインの第一人者で世界的に活躍する石井幹子さんという方がその人。

リアルにデートとかで夜景を見たり、思い出のある場所が多く、
そのどれもが美しくライトアップおり、実際にその感動を経験したので、
それを手掛けた人も勿論気になる。

建築に携わる女性の人がほとんどいなかった時代に独立して活躍されている方なので、
もちろんバイタリティに溢れて、並外れた行動力を発揮されている。

石井さんは1ドル360円の1965年に、
たまたま手に取った美しい本、
フィンランドのデザイナーの著書に直感がひらめき、
いきなり手紙でアシスタントを志願する。
1ヶ月半後見事に採用されフィンランドへ。
その後ドイツの会社へ移り海外で2年ほど経験を積み帰国。

日本で建築照明を行おうとするものの、
当時の照明器具は電気設備の一環として設計されており、困難を極める。
決められた照度を出すことが目的で、光の空間をつくるとといっても理解されなかったようだ。

そこからいろいろなストーリーを経て、数々の有名施設を手掛けるようになるのだが、
詳細は本書を確認してほしい。

本書のタイトルになっている陰翳礼讃(いんえいらいさん)は、谷崎潤一郎が日本文化の特性を、
その独特な感性を通して表現した作品。
フランスの知識人で日本文化興味に興味を持つ人は、
ほとんどといってよいくらい「陰翳礼讃」を読んでいるらしい。

なぜフランス人がこの本にひきつけられるのか、
石井さんはあらためてこの本を読み返してみて考えるようになった。

「日本の伝統的な建築や工芸、茶道はもとより、能や歌舞伎といった芸能まで、日本文化は陰翳をキーワードとして考えると、その美しさが浮かび上がってくるのではないか。」

だが、本来は月の満ち欠けのような陰翳を楽しむ文化を持っていた日本人も、
現在はその感覚が失われ、住居は必要以上に明るすぎようだ。

「美しいあかりの中で暮らすには?」と石井さんがたずねられたら、
「まず家のあかりを全部けしなさい」と答える。

そして暗い室内にたたずみ、
目が慣れてきたところで調光装置のある証明器具で少しずつ明るくしていく。
徐々にやっていくと好みの明るさがわかるようだ。

自分の部屋の照明も少し工夫するだけで、まったく違う空間になるので、
この機会にいろいろと試して、一番心地よいあかりを探してみてはいかがだろうか。

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| MOGGY | 01:33 |

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